映画 人生は小説より奇なり を見ました

アマゾンプライムを利用して『人生は小説より奇なり』を鑑賞してみました。

タイトルだけでは惹かれていなかったんだけれど、二人のおじさんとNYの街並みの画像?パッケージ?(何ていうんですか?)が気になっていました。あらすじを見てみると、長年連れ添ったゲイカップル、二人の入籍からの話しという事で少し気になってきていたのに加えて、NYの街並みが見れそうだとゆう期待感が湧いてきました。

 実際、NYのアパート内部や人の暮らし、街並み、バーなど憧れの世界が映し出されていて満足でした。

 主人公の二人のやり取りや眼差しから、長く一緒にいる中でできてきた安心感と、お互いをとても大切にしている雰囲気がバシバシと伝えられて、胸が熱くなって見ていました。

 また、他の登場人物の暮らしの断片がたくさん散りばめられて、色々な生き方それぞれにドラマがあり、もっと知りたくなります。見ながら、色々個別の人生があると思うと同時に、自分の中に全ての要素があることを感じてもいました。そんな中でも、自分を大切にしながら、他者に愛を持って接する登場人物の姿は眩しかったです。

この、ありのままを受け入れ合うことのできる二人の物語を見ることで、自分が見えてきた気がします。社会の表面的な目に見える部分にばかり心を奪われて、なかなか落ち着くことのできない自分が。都会での仲間と過ごす充実した暮らしや、バリバリ働きながら整った家での暮らし、郊外でのスピリチュアルな暮らし、どれも若い頃から憧れていたものでした。でも自分が一番素直な部分で求めているのは、創作や、家族や隣人との対話、家族との暮らしなんだと感じています。

 物語を通して、暖かさや希望の光、そして切なさを感じる面白い映画でした。本編を見る前に、公式ページのディレクターズノートを読んでいたので、監督の投げかけを意識しすぎて先入観を持って見てしまい、ストーリーの進みを自然に楽しむことがうまくできなかったのが残念です。(自分のミス!!) もう一度見てみようかな。。

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